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作例集
零戦 ZERO FIGHTER
たまごひこーき 零戦


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零戦とは

零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)。 大日本帝国海軍戦闘機、通称・零戦。
コルセア、P51ムスタングなどと共に、第二次大戦を代表する,そして日本の航空機史にその名を残す名機です。

三菱重工業が開発・生産、中島飛行機もライセンス生産、たくさんの発展型が開発および生産されました。総生産数10,430機*1

「ぜろせん」「れいせん」という通り名は1940年代当時から呼称されており、アメリカ兵にも、「Zero Fighter(ゼロファイター)」と呼ばれていたそうです。(コードネームとしてZeke(ジーク)という名もあった)
エンジンはハイパワーといえなかったため軽量化が徹底され、結果抜群の機動力を誇る反面被弾に弱いという弱点ももちあわせていました。

しかし、被弾さえしなければ、これ1機で敵機5機を相手にたちまわりできたという逸話も残っているそうです。



たまごひこーきシリーズTH8 零戦」パッケージ。
標準小売価格:840円(税込)



零戦といえばこのふかみどりが代表的なカラーリング。
実際には明灰白色の機体も存在しているのですが、
今回の作例はこのパッケージのイラスト通りの配色、おそらく五二型であろうと思われますが、つくってみました。
たまごひこーき 零戦


たまごひこーき 零戦

パーツチェック

たまごひこーき 零戦
パーツは少なめ。
だからこそお手軽。
このパーツ数でこの価格。高いか、手頃か、は、みなさんの判断にお任せします^^


零戦 水平尾翼
水平尾翼に、生産時にできたらしい不可解な模様を発見^^
ここはペーパーがけで消すことにしました。
ただ、モールドが凹タイプではなくて、凸タイプなので、うっかりそのまんまペーパーがけすると削り取られて消えてしまいます。
しっかりマスキングをして慎重にやることにします。


あと、各パーツの合わせ目はそれほど密着しそうにないので、接合面のならし&合わせ目へのパテ埋めは必須ですね。

製作開始


垂直尾翼
胴体は縦割りの左右貼り合わせ。
ピッタシにかみ合わず、若干のズレは覚悟しました。


垂直尾翼
ズレた部分や合わせ目にはパテで補修。


たまごひこーき 零戦
接合時、最後尾部分のかみ合わせがよくなく、少々削り取ってスキマに合わせることに。


たまごひこーき 零戦
エンジンは組み立てのまえに塗装&ウォッシングで仕上げました。


零戦 エンジンカウル
カウルバーツの隅に7基ある排気管。
よくみるとパーティングライン(製造時の金型プレスによりやむなくできてしまう線。)が7基すべての排気管にあります。ペーパーがけで消すことに。
カウル自体にあるラインはモールドですのでこれは消しません。

零戦 エンジンカウル
カウルはつや消し黒で、排気管は色分けすべくグレーを適当に使いました。


零戦 プロペラ
プロペラは褐色にて塗装。下に着いているのは両面テープを巻き固定台とした割り箸です^^


零戦 水平尾翼
水平尾翼の不可解模様を消しています。凸モールドはマスキングしてガード。


零戦 水平尾翼
胴体との接合面は、パーティングラインのせいで平面状態でありません。
接合面のペーパーならしは、特に航空機のような大きなパーツの接着があるときは必須事項ですね 。


零戦 水平尾翼
胴体と翼をそれぞれサーフェイサーを吹き、水平尾翼を接着しました。
接着前に、きちんとパテ埋めやペーパーがけができているかどうか、気泡やキズが残っていないかをチェックします。
このときは垂直尾翼のパテ埋めがきれいにできていなかったことが判明、もう一度パテ修正を施して再びサーフェイサー吹きをしました。

水平尾翼を胴体へ接着する際には、接着剤は微量で。
このとき、角度が傾いたりしないように、垂直状態にして乾燥をまちます。


零戦 水平尾翼
コクピットのキャノピー。
零戦のキャノピーはフレームがたくさんあって塗装泣かせ。  マスキングリキッドを使いガラス部をマスキングして、一気に平筆で塗りました。この方がムラが少ないと思ったからです。
この塗装にはエナメル系を使いました。ボクはよほどのことがない限り水性アクリル塗料を使ってますが、スミ入れやウォッシング、細かい塗装のときにはエナメル系を使っています。


零戦 水平尾翼
これはランディングギア。
かなり表面が雑な状態なので、ならし表面加工します。車輪にあるパーティングラインは処理します。


零戦 水平尾翼
胴体を本塗装。
パッケージイラストの緑に近い、ややあかるめのグリーンで仕上げたいと思いましたので、
色は、田宮アクリルカラーの、フラットグリーンをそのまま使いました。
実際の五二型零戦は、もっと深い緑です。


塗装は航空機や自動車ボディといった広い面積を塗るには筆は不利。エアブラシを使いました。
もともと筆塗りが多いボクの製作スタイル、エアブラシ実は田宮模型の3500円ぐらいのものしか所持しておりません。
が、シャドーやウェザリングに使うといった繊細な用途でもないかぎり、これでも十分だと思います。


このあと、胴体下部をガルグレーで塗装、コクピットを、タミヤアクリルカラー「コクピット色」で塗装しました。
零戦 水平尾翼
コクピット色、この名称だけだと何色なのかワカリマセン
実際はうすいグリーン、て感じで、日本海軍機内色と記載されていました。

胴体はつや消しより半光沢の方が質感がでるのは一般航空機模型のセオリーでもありますが、
このたまごひこーきでも同じことがいえそうです。

というわけで、仕上げには半光沢のクリアコートを吹きました。
この瞬間フラットグリーンがフラットである必要がなくなってしまった^^;





ランディングギアなど細部ディテールの資料は、零戦の本物を画像検索し、靖国神社に展示してある五二型を参考にしました。
零戦 水平尾翼
車輪に描いたリム。目印も何もないところへフリーハンドでやっちゃいましたのでちょっといびつ。

零戦 水平尾翼
これが本物の零戦模型なら史実に基づいた色や形状などを従わねばなりません。が、そのあたりをアバウトにできるのがたまごひこーきのいいとこ。


零戦 水平尾翼
翼端灯は、キットには設定されていなかったもの。主翼に切り込みを入れて、クリアパーツのランナー(パーツがついてた外枠)を小さく切り取って、削って整形したものを瞬間接着剤で取り付けました。
このあと仕上げのペーパーがけと、右側はクリアブルー、左側はクリアレッドで塗装して完了です。


零戦 水平尾翼
できました。


零戦 水平尾翼
たまごひこーきのいいところは、カラーリングがほとんどデカールが用意されているということ。
この零戦も、主翼の識別帯の黄色以外はデカールを使いました。
デカールは基本とおり、余白はできるだけ切り取り必要な部位のみを貼り付けるよう、ハサミでギリギリにまで切ります。これは胴体の日の丸部分。○をハサミで切るのは神経使います・・・


零戦 水平尾翼
胴体と主翼の深緑への日の丸貼り付けは、下地用の白が用意されています。
下地白を使用せずいきなり赤の日の丸を転写すると発色がよくありません。先に下地用の白い○を転写し、乾燥を待ちその上に本命の赤い日の丸をズレないように重ねます。
曲面へのデカール転写は、しわのばしがいります。この白丸もこのあとしわのばしを施しました。


零戦 水平尾翼







使用した塗装色
フラットグリーン(フラットでなくてもよい)・・・本体色
ガルグレー・・・本体下部
イエローにオレンジ少量・・・主翼部識別帯
コクピット色・・・コクピット
ダークグレー・・・排気口、車軸
タイヤブラック・・・車輪
クリアブルー・・・右翼端灯
クリアレッド・・・左翼端灯
つや消しホワイト・・・リム、カラーリングほか
つや消しプラック・・・ランディングギア主脚ほか
サーフェイサー・・・下地用
クリアコート半光沢・・・仕上げ用


  • 胴体全体、グリーン
  • 胴体下部、ガルグレー
  • 操縦席、コクピット色
  • 識別指標、オレンジちょい混ぜイエロー
  • カラーリング、ホワイト
以上がエアブラシ塗装、

  • ランディングギア主脚、つや消し黒
  • 車輪、タイヤプラック
  • 車輪リム、つや消しホワイト
  • 主脚サスペンション、シルバー
  • プロペラ、赤褐色
以上を筆塗りで塗装しました。


使用塗料メーカー&種類
GSIクレオス/水性ホビーカラー
田宮模型/田宮アクリルカラー





使用したツール
タミヤ・バジャーエアブラシ250II(タミヤ)、マスキングテープ(タミヤ)、マスキングリキッド(ハセガワ)、タミヤセメント(タミヤ)、瞬間接着剤一般用、タミヤパテ・スタンダード(タミヤ)、エッチングツール・スジ堀セット(ことぶきや)、スーパーポリッシングクロス(ハセガワ)



零戦 水平尾翼


*1 参考文献/Wikipedia”零式艦上戦闘機”



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