F-14 トムキャットとは
グラマン・F-14トムキャットは、アメリカ海軍・艦上戦闘機。 F-4ファントムIIの後継として、航空機メーカーのグラマン社が開発・生産しました。
最大の特徴はなんといっても、可変翼。高速飛行時には主翼をすぼめて抵抗を減らし、旋回時には翼を広げて旋回径を縮めるといったものなのだけど、翼が動くそれだけでカッコいいと感じてしまうのです。
艦載機なので翼をたためば甲板の場所をとらないというメリットも^^
人気の高い戦闘機で、あらゆる映画に”出演”し、プラモデルもたくさんのメーカーより発売されています。たまごひこーきもその1つです♪
「トムキャット」という名称は、「雄猫」の愛称を意味する言葉。可変翼の動きがいわゆる「ネコ耳」のそれに似ているとこからつけたそうです。
「たまごひこーきシリーズTH2 F-14トムキャット」パッケージ。
標準小売価格:840円(税込)
イラストの女の子の名は「エイミー・マクドネル」といいます(ハセガワ公式サイトより)。
勝ち気で「一番」が好きという設定^^ 主にアメリカ海軍戦闘機のたまごひこーきのパッケージに登場しています。残念ながらフィギュアはついておりません。
今回F14トムキャット・たまごひこーきのカラーリングは、パッケージイラスト通り、有名ドコロでもある「VF-84 ジョリーロジャース」でいくことにしました。
パーツチェック
可変翼が再現されています。
でないとだれもが納得しないでしょう。トムキャットのくせに主翼が動かないなんてこと。
胴体が切り離されているのは胴体パーツを切り離した後で撮影忘れに気づいたためですスミマセン
機首の先端についている棒、正式にはピトー管もしくはアルファプルーブというのですけど、
ここがもろい。場合によっては、未開封状態なのにすでにポッキリ折れていることもありうるほど、もろい。
ボクの場合、パーツ洗浄の際にぽきっと折ってしまったようです。
だから、ここは0.8ミリの真鍮棒を使い代用することにしました。
通常の航空機模型では折る折らないに限らず定番の改善法です。
胴体下部はご覧の通り、開封前からすでに傷だらけ状態でした。
幸いキズは浅かったので、1000番のペーパーがけで消えました。
製作開始
折れたピトー管(アルファプルーブ)の代用として差し込む、真鍮の通り穴をつくります。
320番のペーパーを2つ折りにして、のこぎりを引く要領で穴開けをしました。
これは機首の中へはめこむ、オモリです。
この中央にも、真鍮差し込み用の穴をあけました。
工具はピンバイスを使いました。
こんなふうに機首内部にはめこまれます。
先に胴体を接着。
接着剤のみでの合わせ目消し処理では心細かったのでパテも使用。
真鍮をさしこんだところ。固定には瞬間接着剤を使います。
先端はペーパーがけでまるくしました。
長さは適当です^^これでピトー管は復元。
垂直尾翼は、合わせ目を消す処理を施しました。
接合部はパーティングラインがありたいらではないので、ペーパーがけ。
航空機プラモデルでは基本技とされていますね。
2基のエンジン部は、エア・インテークから中がみえますのでブラックで塗装。
ジェット・フィンはちょっとハデ目にシルバーで塗装しました。
エア・インテークから中をのぞくとコレが自己主張しているわけです^^
胴体へは垂直尾翼のみ接着した時点でサーフェイサーを吹きます。
エアインテークはマスキング。
可変翼がありますので、一度目のあとで主翼を動かし、その時点で2度目を吹きました。
これがイチバン手間のかからない方法だと。
本塗装は、説明書の指定カラーが「グレーFS16440」というラッカー系塗料しか記載がなかったので、水性アクリル塗料の近いものを使用。
コクピットの計器はデカール貼り付けで表現。
これをすべて描く根性はボクにはありません^^;
たまごひこーきはその丸さゆえ底面が傷つきやすい。
必ずティッシュを下に敷いて作業します。
垂直尾翼のジョリーロジャー、つまりガイコツマークは、尾翼全体が黒のデカールとして用意されています。
しかし、はみだしやズレもあるので、若干の修正も必要。
先端の黄色い部分、ここはこのようにはみだしてしまう上に修正しにくいので、
思い切って切除し、塗装することにしました。
さらにデカールを貼ります。
デカールの上にデカールを重ねて貼るときは、最初に貼ったのが完全に乾燥してから。
もしまとめてズレだしたら、修正がはてしなくタイヘンですToT
左右対称のマーキングは、横からだけでなく前からも位置ズレチェックをします。
デカール貼りがひととおり終わったら、クリアー半光沢を吹き付けてコーティングします。
デカールが手について剥がれ落ちるのを防止する目的です。
コクピット・キャノピー。こんなところにゲート跡。
処理するには他のところを傷つけないようしっかりマスキングガードしてペーパーがけです。
窓枠を塗装中です。
マスキングリキッドとテープの両方を使いました。別に両方でなくともいいのだけれどね^^
窓中央は薄いクリアブルーにての塗装。
裏から塗装しています。
そこそこ濃いクリアブルーを薄く均一に塗るのは至難の業。なので、クリアー(透明)で薄めたクリアブルーを使用します。
ランディングギア脚は、きゃしゃな上にパーティングラインがあります。
力加減を気にしつつペーパーがけです。
本体への接着も、力入れすぎると折れます。要注意。
前部ランディングギアは、車輪2個を接着。
平行を保っているように・・・・・・・
タンク。
○のところのまるいへこみは必要ありません。なのでパテで埋めます。
左のが埋めてるところ。
着艦フックの縞々は、マーカーを使いました。
先に目盛り付けを行い、等間隔に黒を塗っていきます。
ラストに、全体を半光沢クリアーでコーティングし、キャノピーをかぶせて、完成です。
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